No.53 いる社員、捨てられる社員
 
 みなさん、こんにちは!

 今日は晴天の良い日ですね。
 靖国神社の木々もスッカリ緑一杯の新緑となりました。 先日まで可憐な花を枝一杯に着け、道行人の目を楽しませてくれていた桜もスッカリ散ってしまいました。
 風に吹かれて、桜吹雪となって散っていく桜の姿を見ていると、何となく過ぎ去っていくものへの哀愁を感じたものでした。 そして同時に、「来年の桜の頃は、"日本は、私のオフィスは、そして、私自身はどうなっているんだろうか?"、"相変らず元気で桜を見ているんだろうか?"」という思いがボンヤリと頭の中をよぎったものでした。
 来年の桜の時期のことなんて、誰にも分りません。
 でも、一つだけ確かなことは、私がまた1年、歳をとるということです。そして、ヒトは、段々とこの世での役割を終えて、一生という長い道のりを歩き終えて、やがてはあの世への旅たちへと近づいて行くのでしょう。

 会社での役割を終え、定年退職を迎える友人が、「暫くはノンビリと好きなことをして過ごしたい」と指折り数えて定年の日を待ち望んでいました。暫くして、実際に定年となりました。
 そして、待ち望んでいた「楽しい生活」を満喫するようになりました。 然し、「楽しい生活」は長続きしませんでした。やがて、そんな生活にも飽きが来たのです。
 そして段々と「好きなこと」もしなくなってしまいました。 そんなとき、心の中に芽生えたのが "現役時代に戻りたいなぁ"という「どうしょうもない欲求」だったそうです。そして、その「どうしょうもない欲求」が、日々友人を悩ませたそうです。 先日、久し振りの飲み会で、酒の酔いに任せてその友人がシミジミとこんなことを語っていたのを思い出します。 『生涯現役』 : これが「働き蜂」とか「企業戦士」とか言われ、"24時間戦えますか?"と鼓舞され、猛烈に働くことが美徳とされて、現役時代を過ごして来た「私たち世代」の理想なのかもしれません。


 さて、 前回の「労働基準監督署への申告」についての話、如何でしたでしょうか。

 今回は、「いる社員、捨てられる社員」についての話をします。





――――――――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――
○「いる社員、捨てられる社員」
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「いる社員、捨てられる社員」:  プレジデント社が発行する雑誌「プレジデント」の2009年3月16日号は、こうしたセンセーショナルな見出しが表紙を飾っています。

 世界経済が混迷する中、企業もそこに属する社員も、あらゆる面から選別の洗礼を受け、無情にも、必要とされるものと、そうでないものの線引きがされる時代となってきたようです。組織運営において重要なことは、組織の相乗効果をいかに高めるかということに尽きます。個々人の力を効果的に組み合わせることで、組織力を最大化することです。
 勿論、組織を運営するリーダーのリーダーシップが最重要なわけですが、その反面、リードされるスタッフ側の問題も同時に存在します。組織が思ったような成果が出せないでいるときは、その何れか、あるいは双方に問題があるわけですから、適切な治療をしなければ、到底今のような激戦を勝ち進むことは難しいでしょう。
 だから、今後は中小零細企業でも、「作業者」しかいない会社はやっていけないと云われています。「作業者」とは、言われたことを言われた通りにしかできない、文字通りの「作業者」です。
 例えば、コンビニのレジカウンターで、マニュアル通りの「ありがとうございます」を連呼するスタッフがいます。然し、その「ありがとうございます」に心がこもっているのなら、それは作業ではなく、仕事といえるでしょう。他方、マニュアルにそう書いてあるからそうしている、というスタッフにとっては、それは作業でしかありません。
 そうした作業者ばかりの組織の競争力は、唯一コストのみです。コストのみの競争は、もはや日本では成り立たないでしょう。 だから、組織はこういう「作業者」を作らないように心がけなければならないのです。そして、同時にこれからの組織においては、こうした作業者は紛れも無く「捨てられる社員」になってしまうでしょう。

 今回は、ここまでです。



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