No.46 未成年者のアルバイト雇用
 
 みなさん、こんにちは!
 
 9月も半ばとなり、大分涼しくなりました。特に朝晩は、窓を開けっぱなし にしておくとチョッと寒いくらいです。時間と季節は、人それぞれの思いとは 別にタンタンと移り変わって行きます。
 
 ところで、最近は「他人への思いやり」という言葉がとても空虚に響く時代 になってきたような気がします。
 
 朝晩の通勤電車では、いつもこんな思いをさせられて苦々しさで一杯に なります。
 障害のある方とかお年寄りとかが乗り込んできても、優先席に悠然と 踏ん反り返っている屈強な若者やら人目はばからず化粧に余念のない 若い女性とか、本当に自分勝手な人たちであふれかえっているからです。
 また最近の人は、「自分を大事にするという言葉を履き違えている」との思いも強くしています。
 就職難の時代にヤッと就職しても、「この会社は自分に合わない」といっては サッサと辞めていきますし、自分に相応しい人と思って結婚したはずなのに、 「この人との結婚生活では、自分の中に意味を見つけられない」とか言っては、 サッサと離婚していきます。
 組織とか共同生活の中で、「自分というものを大事にしたい」という思いは 自然だと、思います。
 だけど、人は「個々の自分という思い」とは別に「社会的な存在でもある」 ことからは逃げられません。
 こういう人たちは、この覚悟が出来ていないようです。
 福田首相の「政権放り投げ」は、この「覚悟がないこと」の極地かもしれません。
 
 電車の乗り降りでも気になる事があります。
 電車を降りるとき、多くの若い人たちは電車が駅に止まって人が降り始め、 最後の人が降りる頃に、やっとヨイショとばかりに席を立ち、 電車を降りるのです。 混んでいるときなど、駅で待っていた人が乗り始めるので、ドアのところで 押し合いになったりしています。
 私の場合は、当然のことですが電車が駅に滑り込むと同時に席を立ち、 ドアのそばへ行って降りる準備をします。 だから、私が席を立てば、立っていた人も座れるし、駅にはスンナリと 降りるから、乗り込んでくる人たちに迷惑もかけません。 どうして、こんな他人への「チョッとした思いやり」ができないのか 私にはとても不思議に感じられます。
 また、携帯でメールを打ちながら歩く人が多いことにも驚いています。 そういう器用なことをしている人は、男女を問わず、圧倒的に 若い人が多いのですが・・・・・
 でも、これは、とても危なく、「他人への思いやり」のない行為 なんですよね! 人ごみの中で、歩く速度が"チョッと遅い人がいるなあ" と思っていると、果たして携帯メールを打っている若い人です。 朝の通勤ラッシュの、混みあっている道で、こういう人がいると つまずいたり、ぶつかったりとても危ないのです。 何も、"歩きながら、人とぶつかりながら、メールを打つことも ないだろう"と私などはいつも思っています。 "こういうことをする人はキットと「自分がよければそれでよい。 他人は関係ない」と思っているんだろうな"と思いながら・・・
 
ずっと昔にSF小説で、「携帯ベルトに支配される未来の人間社会」 という物語を読んだことを思い出します。 その世界では、携帯ベルトを通じて、支配者が人間の意志をコントロール するという社会を描いていました。 今の携帯時代は、マサにそんな世界に近づいているのかもしれませんね。 見方によれば、恐ろしい時代に入っているのかもしれません。
 
  さて、 前回の「企業による飲酒運転対策」についての話、如何でしたでしょうか。 今回は、「未成年者のアルバイト雇用」についての話をします。


――――――――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――
○「未成年者のアルバイト雇用」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――   

 人材難と言われる昨今、高校生などの年少者や未成年者のアルバイト等は、貴重な労働力となっています。しかし、社会的経験の浅い年少者や未成年者の雇用はトラブルにつながりやすい危険性もあります。
 採用の際や労働に関して、どのようなことに注意しなければならないのでしょうか。
 ある会社からの質問で、「高校生のアルバイトを採用するにあたり、履歴書の親権者の署名捺印欄が空白ですが、何か問題があるでしょうか?」という相談がありました。
 未成年者の雇用についてはまず、労働基準法第58条第1項 の「親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結してはならない」といった部分が思い浮かびます。 また、賃金についても、未成年者であっても独立して受け取ることができます。そう考えると、特に親権者の承認が必要とは考えにくいものです。
  しかし、労働基準法第58条第2項では、「親権者若しくは後見人又は行政官庁は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向ってこれを解除することができる」とあります。また。民法第5条第1項では「未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない」とあり、そして第2項では「前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる」とあります。つまり、親権者(法定代理人)の同意がない労働契約は、親権者によって取り消す(結果として、突然アルバイトを辞めてしまい会社に迷惑がかかる)ことがあり得るのです。したがって、履歴書の親権者の署名捺印は、トラブル防止のためにも記入してもらい、親権者の同意を得ておいたほうがよいでしょう。
 また、年少者(18歳未満)の場合、年齢を証明する書面(住民票記載事項証明書など)を、事業場に備え付ける必要があります。また、万一の際のトラブル防止に備え、身元保証人をつける(できれば複数)ことも大切です。併せて身元保証人の連絡先も把握しておき、万一の際に連絡できる体制を作っておいたほうがよいでしょう。
 その他に注意するポイントとしては、年少者はほとんどの変形労働時間制(例外あり)や午後10時以降の業務等も禁止されており、注意が必要です。そして、未成年者の場合、特に注意しなくてはならないのが、飲酒や喫煙です。飲酒や喫煙が発覚した際にどのような処置をとるかといったことは、労働契約時に書面および口頭でしっかり確認しておくことが望ましいでしょう。

 今回は、ここまでです。

皆さんもこのメルマガで、"こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい"といった ご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。
ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させていただきます。
ご質問・ご意見はinfo@node-office.comからどうぞ。

当所のホームページを更新しております。
ご興味のある方は、http://www.node-office.com/index/index.html
または、http://www.humansource.co.jp/ へどうぞ
  
前回 次へ

トップ人事・退職金コンサルティングお役立ち情報何でもQ&A業務案内お問合せ
Copyright(C) 2004 野手人事労務コンサルティング All rights reserved.