No.44 ユニークな就業規則
 
 みなさん、こんにちは!
 
 この間、随分久し振りに私の生まれ育ったところに行って来ました。 今、実家は亡くなった兄の嫁さん一家が住んでいるので、チョッと顔を出すのが億劫になっています。
 でも、生まれ育ったところというのは、やはり懐かしいものです。
仕事とか何かでつまづいているとき、やはり頭に浮かぶのは幼い頃、遊んだ場所の風景とか母親の顔とかになります。
 
 久し振りの故郷は、随分変っていました。
 見慣れない建物とか店屋がある一方で、あったはずの建物とか店屋が無くなっていました。
 然し、町の大通りを貫いている道路は変っていませんでした。昔を思い出しながら道路に沿って歩いていくと途中に昔のままの「中華料理」という看板を掛けた店を見つけました。懐かしさで一杯になりながら、子供の頃食べたその店のカレーラーメンがとっても美味しかったことを思い出し、いそいそと店に入ってカレーラーメンを注文しました。
 で、待つこと暫くすると昔のままのカレーラーメンが出てきました。
 早速、ツルッとソバを口に入れると、"アレっ"と思ったのです。そうです。そのソバは、今の自分には美味しいとは思えなかったのです。
 子どもの頃あれほど美味しかったものが、今食べるとそれほど美味しいとは思わないのです。   店の味が落ちたんでしょうか?それとも、私の好みが変ったのでしょうか?
 考えれば子供の頃、私は家が貧しくていつもおなかを空かせていました。 食べるものは、何でも美味しかったことを思い出します。でも、今は違います。 大人になってからは、自分で稼ぐようになりました。また、世の中も段々と豊かになりました。子供の頃食べたものより、もっと美味しいものを沢山食べるようになりました。それに応じて、舌も段々と肥えていったようです。
 美味しいものを食べても、そんなに驚かなくなってしまったのです。 だから今は、昔、美味しいと思ったものの味を、それほど美味しいとは思わなくなってしまったのです。 そうです。変ったのは、店の味ではなくて私の舌が感じる味なのでした。だから、子供の頃のあの美味しさは、今は決して再び味わえないのかもしれません。
 貧しかった子供の頃と時々父親が連れて行ってくれた中華料理屋の支那ソバの味を、 昔の町並みの風景とともに今、懐かしく思い出すのです。

 前回の「労災認定された最近の事例」についての話、如何でしたでしょうか。

 今回は、「ユニークな就業規則」についての話をします

――――――――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――
○「ユニークな就業規則」
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 「就業規則」は、こむつかしくて無味乾燥なことばかりが書いてあるというイメージを持たれがちです。然し、ここに会社のオリジナリティーを盛り込んでみると、従業員の働く意欲のアップに繋がるかもしれません。
 ユニークな「休暇制度」を採用しているのは、女性を対象にしたマーケティング会社「ヒメ&カンパニー」です。この会社の休暇制度は各種新聞・雑誌等でも多く取り上げられ、注目されていますから、ご存じの方も多いかもしれません。ヒメ&カンパニーの就業規則第39条では、失恋のために業務に従事困難な未婚の社員が申し出たときは、年に1回、休暇を与えることが定められています。
 この規則は、仕事が手につかなくて失敗するよりはましだ、との発想から、3年前に生まれたそうです。年齢が上になればなるほど失恋時のダメージが大きくなるのが女性心というもの……
 だから失恋すると、25歳未満の女性は1日、30歳以上の女性であれば3日の有休を取得することができます。
 また、同社の就業規則第38条では、「バーゲン半休」なるものも定められています。その名の通り、バーゲンに行くという理由で半休が取得できるという制度で、良い物を手に入れてもらい、仕事へのモチベーションにつなげてもらおうという趣旨で設けられた規定だそうです。
 初日の早い時間に出かけて行って良い物を手に入れ、それを自慢するのがバーゲンの醍醐味という人もいます。会社を休んでバーゲンに行くのは気が引けるという人もいると思いますが、大手を振って会社を休むことができるこの制度は従業員にも好評で、取得率は非常に高いそうです。
 これらの制度は、同社の平舘美木社長の「女性が喜ぶものを追求する会社としては、ごく自然な」発想から生まれたとのことです。今では、「柔軟な発想をする会社」との評判につながり、より優秀な女性が従業員として集まるようになっています。
 結果として、これらの条文は、「女性をターゲットとする」という社のスタンスを示す格好のメッセージとなったようです。
 このようなユニークな福利厚生制度が、どの会社にも必ずしいい結果を生み出すとは限りませんが、従業員のモチベーションアップ、企業イメージの向上に何らかの好影響が出るのであれば、参考にしてみる価値はありそうです。

 今回は、ここまでです。

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