No.30 確定拠出年金の運用放棄
みなさん今日は!

5月13日は「母の日」でした。 それに因んでバラの花など、花をプレゼントに贈るひとが随分と 多かったようです。 「母」という言葉を聞くと、いつも何か胸に込上げるものがあります。
 私の母は、亡くなってから5年が経ちます。92歳で亡くなりました。 亡くなる5年位前から呆けて、直ぐに私が誰だか分らなくなりましたから、 私を認識できていたのは今からもう10年ぐらい前の頃となります。 私は、6人兄弟の下から2番目で、中学生の頃に股関節炎を患い、 闘病生活を経験しました。だから、母は子供の中でも、特に私のことを心配していたようです。 私が中国で単身赴任しているときにも随分心配させたようです。
 私は、母が他界し、「もう会いたくても会えなくなってから特に母に会いたい」 という願望を抱きます。 そんな時、子供の頃の歌を思い出します。歌は「母あればこそ」と題してNHKラジオ歌謡として放送されたものです(寺尾智沙作詞・田村しげる作曲)。 お2人は夫婦で他に「白い花の咲く頃」など多くの名作を世に送り出した ヒット・メーカーだそうです。
 私が思い出すこの歌は、昭和32,3年頃放送されたものでした。 歌詞は、 「祭り帰りの 丘のみち 声を合わせた わらべ唄 ああふるさとは  ふるさとは 母あればこそ いつも優しく浮ぶもの」 というものです。
 この歌は、戦後の貧しい日本で故郷を離れて、東京で働く若者が、仕事の辛さ から逃げ出したいと思ったとき、フッと心に浮かぶ故郷への郷愁を唄ったものなのでしょう。 「故郷と母」、これは、私達東京で働く者の「心の拠りどころ」だと思います。

 前回の「労災保険法の改正による通勤災害」についての話、如何でしたでしょうか。
 今回は、「確定拠出年金の運用放棄」についての話をします。

 皆さんもこのメルマガで、"こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい"といった ご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。
 ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させていただきます。
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――――――――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――
○ 確定拠出年金の運用放棄
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 国民年金基金連合会(厚生労働省の外郭団体)の調べによると、確定拠出年金を転職先に持ち運ばず、運用を放棄している人の数が、今年1月末時点で、転職者全体の 約6割に相当する7万4,600人いることがわかりました。
 雇用の流動化に合わせ年金も持ち運びしやすい仕組みになりましたが、一定の手続きが必要で、十分活用されていない現状が浮き彫りになりました。 厚生労働省は、転職者が自動的に年金を移せるよう、転職者の積立金を専門に運用するファンドを作ることなど、新たな制度の検討に入ったそうです。
 確定拠出年金は、確定給付年金など他の企業年金とは異なり(企業を窓口にしますが)、企業ではなく個人が金融機関と運用の契約を結びます。従来の企業年金は、転職すると年金制度が終わってしまい、積立金を精算する必要がありましたが、確定拠出年金は、転職先が導入していなくても、一定の手続きをすれば引き続き加入できます。
 然し、転職後半年以内に切り替えの手続きを行わないと、積立金は自動的に国民年金基金連合会に移されます。すると、運用は一時的にできなくなり、将来の受取額が減ってしまいます。放置している間は加入期間に算入されないため、支給開始年齢が本来の60歳から5年間遅れる可能性もあります。
 一方、民間の生命保険会社が扱う個人年金保険の契約規模が急拡大しているようです。業界全体の保有契約高は84兆5,000億円程度(2006年12月末)になった模様で、2006年度に入って4兆円ほど増加しました。年度ベースでみると、10年ぶりの高水準に達しています。空洞化が進む公的年金制度への不信も背景にあり、老後に備えるマネーは「官」から「民」へと移ってきているようです。

今回は、ここまでです。


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