No.11 退職金制度の種類
みな様こんにちは!
前回の「節税策としての個人型DC」についての話、いかがでしたでしょうか。
前回から、「退職金、企業年金」についての話を始めました。

今回も、引き続き皆さんが余りご存知ない「退職金、企業年金」についての話をします。
今回は「日本の退職金制度の種類」について纏めてみました。

皆さんもこのメルマがで、“こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい”といったご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。
ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させていただきます。
ご質問・ご意見はinfo@node-office.comからどうぞ。

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退職金制度の種類
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日本の企業で採り入れられている退職金制度には前回お話した401Kを含めて現状、以下の各種類があります(但し、以下の話は分り易くするため、 一部退職金制度と企業年金制度が一緒になっています)。

(1)ポイント制退職金制度
勤続年数によって支給される「勤続ポイント」と在職中の等級、資格等によって個人毎に取得ポイントが変動する「等級ポイント」などの累計に単価をかけ、退職金支給額を計算する方式です。在職中の功労を退職金にシステマティックに反映させる成果的な退職金制度に適しています。

(2)定額制退職金制度
勤続年数○年でいくらという様に勤続年数別の退職金支給額を直接定める方式です。メンテナンスが楽なため、小規模事業所に適しています。

(3)基本給連動型退職金制度
定年時の基本給に勤続年数に対応する係数を乗じて退職金支給額を計算する方式です。現在でも、最もポピュラーな退職金制度ですが課題が多く、多くの企業がこの制度から他の制度への移行を考えています。

(4)別テーブル方式退職金制度
基本給連動型の変形で、実際の基本給とは別に退職金計算専用の基本給テーブルを用意する方式です。既に、成果型賃金制度が導入されている企業であれば、退職金用テーブルを成果型賃金とシステマティックに連動させれば、成果的な退職金制度にすることも可能です。

(5)中退共利用確定拠出型退職金制度
中小企業退職金共済の月額掛金を設定するタイプの確定拠出型退職金制度です。近年、中小企業の退職金制度のスタンダードになりつつあります。当事務所では、この中退共制度にポイント制を組み込んだ独自の体系を考案しています。

(6)キャッシュバランス型退職金制度
個人別の仮想口座に、企業が毎期決められたクレジット(会社が給付を約束する「信用の供与」)を付与し、更にそのクレジット残高に決められた利率(保証利率)を乗じて算出した額を利息クレジットとして別途付与、累計された個人口座のクレジット累計額が退職給付の原資となるという制度です(確定給付型)。制度加入者が6〜7百人以上でないとその導入・運営がコスト的に困難と云われています。 

(7)前払い型退職金制度
既存の退職金制度を廃止し、その原資を給与や賞与に上乗せして支給する方式です。社会保険料や所得税など不利になる面もありますが、職務給(専門職を相応の金額で処遇)等の賃金制度を導入し、中途でも優秀な社員を採用したいという経営方針の企業などでは有効な場合も少なくありません。

今回は、ここまでです。

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